.



肩こり体操

〔肩こり体操の実施に関する注意事項〕










実施する場合は、必ず主治医と相談してください。
急性期の五十肩などの人は、行わないでください。
肩こりの予防には、「準備体操」が効果的です。
つらい肩こりに悩まされている人は、「準備体操」をまず行い、さらに「治療体操」も行いましょう。
一度に長時間行うよりも、一回5分〜10分間、1日2〜3回行う方が効果的です。
無理のない範囲でゆっくり行ってください。
入浴等で肩を温めてから行うとより効果的です。
痛みが強くなる場合には止めましょう。


まず、正しい姿勢を心がけましょう!


×:悪い姿勢
×:悪い姿勢
◎:正しい姿勢

*あごを引く
*背すじをのばす
*おなかを引っこめる
*おしりの筋肉を締める
*ひざをのばす
反らしすぎの姿勢
前かがみの姿勢
   


- 準 備 体 操 -


首の体操

背筋をのばしてイスに腰かけて行う。
※それぞれ10回程度行う
※首の体操は、特にゆっくりていねいに行うこと。


上下に傾ける
左右に傾ける
回転させる


肩の体操

背筋をのばしてイスに腰かけて行う。
※それぞれ10回程度行う。


上下に動かす
前後に回す
ひじを前後に動かす
   
両手を後頭部で組む。
次に両ひじを後方に引き、同時に頭で手を押す。

胸はり、胸すくめ
ひじのばし
息を吸いながら
胸をはる。
次に息を吐きながら
胸をすくめる。
手を組んで
ひじを伸ばす。
次に手のひらを外側に向けてひじをのばす。


- 治 療 体 操 -


アイロン体操

1.

2.
3.

痛くない方の手を台にのせて上半身を少し前に倒し、痛い方の手でアイロン程度の重さ(約1Kg)のおもりを持つ。
重さを利用してゆっくり振る。
最初は小さく、肩に無理のない範囲で徐々に大きくする。
それぞれ10回程度行う

前後に振る
左右に振る
回転させる


抵抗体操

5秒間押し合い、5秒間休み、それを反復する。
※それぞれ3〜5回程度行う
※無理に力を入れ過ぎないようにして行うこと。


上に押す
下に押す
前に押す
後に押す
横に押す
上に押す : 痛い方の手を上げようとするのを痛くない方の手で下に押さえ、動かさないようにする。
下に押す : 痛い方の手を下げようとするのを痛くない方の手で上に押さえ、動かさないようにする。


ひも体操

1.

2.


身長より少し長いひも(のびちぢみしない柔らかな物)を用意する。(タオルなどを使ってもよい)。
背すじをのばしてイスに腰かけて行う。
それぞれ3〜5回程度行う。
両手ににぎったひもは動作中たるまず、また、あまり引っ張りすぎないように注意して行う。

上下に動かす
ひもを肩はばでにぎる。
次にひもの中央部を目で追いながら上にあげ、体をのばす。 次にひもの中央部を目で追いながら下にさげ、足元を見る。

左右にまげる
ひもを肩はばでにぎり上にのばす。
次に、首と体を左右にまげる。

水平に回す
ひもを肩はばでにぎり胸の高さにあげる。
次に、手を左右に回しながら、その手を目で追うようにする。

斜(なな)め上にあげる
ひもを痛くない方の肩にかけ、胸の高さでにぎる。
前から見た図
横から見た図
痛くない方の手を斜め上にのばし、痛い方の手は体側をすべらせながら腰に回す。

.